宮古島


八重干瀬(ヤビジ)

八重干瀬(やびじ、やえびし)とは、沖縄県宮古島の北方、池間島の北約5〜22kmに位置し、南北約17km、東西約6.5kmにわたって広がる広大なサンゴ礁群。

100以上のサンゴ礁からなり、その面積は宮古島の面積(158.70km2)の約10分の1に及び、海面上に出ることのない暗礁や礁斜面まで加えると約3分の1にも達するといわれる。
普段は海面下にあるが、春先の大潮の時には海面上に表れ、「幻の大陸」とも言われている。
特に、潮差が最も大きくなる旧暦3月3日は海面上の面積が最大となり、伝統的にサニツ(浜下り)と呼ばれる行事が行われ、八重干瀬への観光ツアーも開催されている。

(*)サニツ:女性が浜に下り幸せと健康を祈る行事。干潟でアサリなどを採ったりするとのこと。

今年(2010年)の旧暦3月3日は4月16日で、当日「はやて海運」の八重干瀬観光ツアーに参加。
当日は曇りで肌寒く、海もやや荒れていたので船酔い気味であったが、昼には日差しも見られるようになり、帰りは快適であった。

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全日本トライアスロン宮古島大会

宮古島市、琉球新報社の主催で、毎年4月に宮古島で開催される。
スイム3km、バイク155km、ラン42.195kmの合計200.195kmで、国内第3位の長距離を誇る過酷なレース。
制限時間は13時間30分で前回より30分短縮された。
宮古島ならではの景色の美しさも手伝い、国内外を問わず人気の高いトライアスロン競技大会のひとつ。
第1回開催は1985年で、日本国内のトライアスロン競技大会の中では、全日本トライアスロン皆生大会に次いで歴史の古い大会。

今年(2010年)は4月18日に行われ参加者数は1402人(男1238人、女164人)で、完走者は1207人(完走率86%)であった。
レース中は強い風が吹き、後半は小雨模様で、参加者によれば特にバイクでの橋の上(池間大橋、来間大橋)や岬(東平安名岬)での走行がきつかったようである。
男子の優勝者はウォルギャング・グエンベル(31、カナダ)で総合タイムは7時間56分7秒、女子の優勝はタマラ・コズリナ(34、ウクライナ)で総合タイムは8時間34分6秒であった。(彼女は男子を含めた全体順位でも12位で、女子の2位に13分の大差をつけ、昨年に続き連覇となった。)

今回初めてトライアスロンを見学したが、沿道で見ていてもつい応援に夢中になり、自然と「頑張れ」を連呼することになってしまう。また応援に応えてくれる選手達もおり感動する。結局暗くなっても最後まで見続けることになった。
先頭の方を走る人達は勿論素晴らしいが、応援をする側に立つとむしろ最後の方で一生懸命に頑張っている人達の応援に力が入る。
感想としては、ともかく「すごい人達だなあ」の一言で、よい経験となった。

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